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夢のステージ マイセカンドライフ

金曜日と土曜日のお店
カフェ&うつわ ごとごと 「高知県・夜須町」

五十嵐 三知子 さん

お気に入りの陶器を並べ、美味しいコーヒーを供するカフェをオープン。
ご主人と離ればなれながらも、自然がいっぱいの中で「晴耕雨読」の日々。

本文

冊子本文はPDFにてご提供しております。本ページをご覧いただく前に是非ご一読ください。

金曜日と土曜日のお店 カフェ&うつわ ごとごと 「高知県・夜須町」 本文(PDFファイル 2.1MB)

サイドストーリー

五十嵐さんは、若い時から田舎暮らしに憧れがあったそうです。その夢を叶えたのがセカンドライフ。インターネットで夜須町のことを知り、この地を選んだそうですが、中学二年から高校を卒業するまで同じ高知県、それも夜須町から遠くない土佐山田町で暮らしたことが背景にあったように思えます。


五十嵐さんの近所に、Iターンで移り住んだ数家族がおられるとのこと。それも移住先として夜須町を選んだ理由の一つかもしれません。移住者どうしで趣味や特技を生かした交流があるそうです。

田舎暮らしのポイントは、地域社会とのお付き合いにあるとか。移住者も地区での役割を果たし、地元住民から理解を得て受け入れてもらうことが大事だと言います。 お店は週に二日だけのオープンですが、開店日でなくとも近隣の方が遊びに立寄るとのこと。五年目となったお店は、リピーターを中心にお客さんも増えているそうです。

田舎暮らしで始めることができた野菜や椎茸の栽培。後ろを流れる谷川には五十嵐さんが植えた畑から流れ出たクレソンが繁殖している。この谷川に鹿が下りてきてクレソンを食べるとか。山菜を茹でることも、店で供す豚まんの作り方もここにきて覚えたとのこと。

田舎暮らしだからこそできる人々との交流、楽しみ、ゆったりと時間が過ぎる中で広げる趣味の世界。五十嵐さんのセカンドライフは、時間とともに進化・充実していくようです。

シニア夫妻の新しいライフスタイル

五十嵐さんが移住するまでの経緯や、ご夫妻の離れ離れの生活について、東京で次男と二人暮らしをしているご主人に伺う機会があった。

「退職する一年ほど前からカフェの学校に通い、自分なりに計画を立てていたようです。ネットでIターン情報を検索して検討していたようですが、高知県を中心に探していたようです。その頃、高知にいる妹の体調が優れなかったことも影響したんじゃないでしょうか。移住を知らされたのは、本人が決めた後です。予算的に丁度良かったのと、望んでいた田舎暮らしの実現、妹と一緒に住めるのが決め手だったんじゃないでしょうか。決まってから一緒に見に行きましたが、夜の様子を見に行くと外灯もなく真っ暗。よく住む気になると感心しましたよ。家の設計も費用も、相談はありませんでしたが、完成した建物を見て“なかなかいいな”と思いました」

「退職するまで仕事に子育て、と忙しい思いをさせてきました。育児休職も取らずに若い時から頑張ってきたので、仕事を辞めた後は好きなようにさせてやりたい、そんな思いもありました。離れ離れの生活で、私の方は家事で大変になりましたが、暫くは自由にさせてやりたいと思っています。何れは、一緒に暮らすのですから」と、理解と優しさに溢れた言葉であった。

「自分が仕事をリタイアしたら、生まれ育った会津に戻ってみたい。そんな思いも少しはありますが…」と、ご自身のふる里への思いも漏らした。
五十嵐さんご夫妻から、シニア夫妻の新しいライフスタイルを教えてもらった。そんな思いがする取材でした。

地元のことあれこれ

駅ごとにキャラクターがある「土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線」

夜須町を通る鉄道は、南国市御免(ごめん)から室戸岬方面に向かった奈半利(なはり)町までを結ぶ、総延長42.7kmの土佐くろしお鉄道の「ごめん・なはり線」。阪神タイガースのキャンプ地の安芸市もこの沿線にあります。
この鉄道のユニークなところは、20ある駅のそれぞれに地域色豊かなキャラクター(高知出身のやなせたかしさん作)があること。
五十嵐さんがお住まいの「夜須駅」は、トマト、メロン、すいか、土佐文旦などの野菜・フルーツが名産ですが、近くの海水浴場(手結)にちなんだ<やすにんぎょちゃん>というキャラクターネーム。阪神キャンプ地の「球場前」は<球場ボール君>。他に<のいちんどんまん><かがみみかんちゃん><やすだアユくん>などがあります。キャラクターを見るだけでも楽しいローカル線です。特に、夜須駅を中心にした海岸線は、太平洋の青と松原の緑が映える見所です。

また、夜須駅から後免駅方面への二つ目の駅、赤岡の海岸で開かれる「どろめ祭」は、獲れたての生シラスを肴に大杯で日本酒を飲み干すコンテストで有名。男性は一升、女性は五合の大杯を十秒ほどで飲み干すようです。(今年は4月24日開催予定が、熊本地震で中止))
あかおか駅とは反対に安芸方面に向かうと、男子ゴルフトーナメントの最終戦の前に開催されるカシオワールドオープンの舞台となる黒潮カントリークラブが、女子ゴルフトーナメント開幕二戦目のPRGRレディスカップが開催される土佐カントリークラブが太平洋を望むように広がります。

土佐くろしお鉄道の車窓から太平洋を望む
土佐くろしお鉄道の車窓から太平洋を望む

路線図
路線図

ゴッホの跳ね橋のような「手結(てい)港の可動橋」

夜須駅のすぐ近くに長宗我部時代から土佐屈指の良港とされてきた手結港があります。
2002年、その小さな入江を跨ぐように長さ32.8mの開閉式の可動橋が作られました。
車道の幅は7〜9m、歩道幅は2m。開閉に約6分を要するものです。橋下を常に通れるのはケタ下2mまで。ほとんどの漁船は9〜10時、11〜12時、13〜14時30分、15〜16時、17〜18時を待たないと港への出入りはできず、暴風時も橋は開きません。
また、手結の海岸は、高知県東部には希な海水浴場として有名です。

300年以上の歴史ある「土佐の日曜市」

日曜日に高知市に行く機会があれば、ぜひ覗いてみたいのが日曜市。元禄時代から380年以上の歴史がある市場で、1日に15,000人もが訪れると言われます。近郷・近在で取れる海産物や農産物、その加工品。B級グルメはもちろん、刃物、食器、植木、衣料などの日用品まで、追手筋と呼ばれる高知城のお膝元の通りいっぱいに1300メートルにわたって、500軒もの露店が立ちます。一般に朝市と呼ばれますが、夏は5時〜18時、冬でも5時30分〜17時まで開いています。或る人によると、日本で一番規模の大きい市だとか。


土佐の日曜市の様子

(LA No.397)

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